私の父親 本物?編 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。

私が生後半年のとき、父は事故で他界したナゾの人

だから、父の姿は写真でしか知らない。
もちろん愛情も、声すらも知らないあせる

母(度々登場するが念のため名はまちこ)曰く、父は旅行会社の添乗員をしており、多忙で、家にはほとんどいなかったという。
だから、私と映っている写真は一枚もないガーン
1枚くらいあっても、えーんちゃうん?
全くないって、どぉよ?


どんなお父さんやったはてなマークはてなマーク

私の質問に答える母  まちこ

『頭もよくて、スポーツ万能で、学生時代は皆の憧れやったよ!
器械体操しててな、カッコよかったんよ!
歌も上手やったし。』

そぅなんやぁラブラブ
私のお父さん、素敵な人やったんやラブラブ

やはり私は嬉しかった。

『AB型で天才肌やったよ。』

へぇ!私のお父さん、AB型やったんや!

学校で理科の時間に血液型の勉強・・。
私O型
母O型
ABとO型の間にO型が生まれることはないと知った叫び

学校から慌てて帰る!
『お母さん!!お父さんAB型って言うてたよな?それなら私、お父さんのコじゃない!』

母まちこ。
『はぁ?ならA型やったんかな?
死んでもたから、わからんわ!
ハハハーにひひ

この後から不信感は募る・・・。

お父さん、どんな事故やったんはてなマークはてなマーク

答える母 まちこ。
『仕事中に会社の軽四を運転してて、トラックと衝突
助手席に乗ってた人を守ろうと、自分の運転席側から突っ込んだみたいやわ。』

そうやったんやあせる
悲しいけど、英雄やん。
私は記憶ない父に憧れを抱くラブラブ

続ける母 まちこ。
『でもな、病院に運ばれて、亡くなる間際にな、私か、あんたの名前を呼ぶと思ったらな、かずちゃん言うんや。
私、かずちゃんって誰?
思ってな、悩んでるうちに亡くなったんや。ハハハーにひひ

!?それ、笑って言うセリフ!?

まだ続ける母 まちこ。
『でもな、後で考えたら、かずちゃんやなくて、かあちゃんやったんやと思ってあせるあせる
ま、私らより、母ちゃんやったんやわ。

ちなみにな、事故でおりた保険、全部母ちゃんが持っていったわ!
ハハハー

すべて、笑われへんわ

娘の私には黙っておいて欲しかった。
せめて嘘でも
『あなたの名前を呼んで亡くなっていった。』
と言うた方がええような気がするのは気のせいか

さすが、まちこ。

天国のお父さん。
私はあなたが残していったこの母親と、たくましく、強く生きております。

お父さんが見守ってくれてると信じ、グレずに真っ直ぐ育ったつもりですキラキラキラキラ

まだやりたいこと沢山あるから、見守ってね
まだ呼ばないでね

で、血液型、何型やった?