入院 | がんナースのおし(も)ごと

がんナースのおし(も)ごと

検診では見つからなかった進行浸潤がん(子宮腺扁平上皮がん)と、検診で見つかった早期大腸がん。そんな2つのがん経験者ナースの、日常や生き方を綴っています。


いよいよ入院[みんな:01]

朝9時半に入院受付に集合[みんな:02]

2~3週間予定というので、大荷物を持参し病院へ[みんな:03]

皆キャリーバッグやらを持参し、空港ロビーみたいでちょぃ笑ってしまった[みんな:04]
しかも、名前も順番に呼ばれ、ボランティアさんがカートに荷物を積んでくれる[みんな:05]

まさにホテルロビー[みんな:06]

そして案内され、病室へ[みんな:07]

面会が多いと予測し、個室希望も考えたが、寂しがりやの私はきっと耐えれない・・・。
それに個室代もったいないし[みんな:08]

そして何より私、人と仲良くなるの特技[みんな:09]
同室者の方と仲良くなる出会いのチャンス[みんな:10][みんな:11]
とウキウキした気分もあり、大部屋希望した[みんな:12]

何故か、同室者は良い人ばかりという確信があった[みんな:13]
私が出会う人は不思議と良い人しかいないから[みんな:14]

いざ四人部屋へ[みんな:15]

『お願いしまぁす[みんな:16]
と入ったものの、カーテンが閉まりきっている[みんな:17]

あららぁぁ[みんな:18]

でもそうよね。
病気が病気やもん。
明るくオープンなわけがない[みんな:19]

しかし、隣りの人も前の人もどんな人かわからない。

ま、いっか・・。

でもこのままなら息が詰まるぅ[みんな:20]
これなら個室にしとけばよかった[みんな:21][みんな:22]

と思ってた矢先、隣りの人が面会者と話してる声が聞こえた[みんな:23]
優しそうな声[みんな:24]

面会者が帰られた瞬間
『ちょっとすみませーん』
とカーテンを開け声をかけてみた[みんな:25]
(こんなことするの、私ぐらいだと皆に笑われるが)

同じくらいの歳の可愛らしい人。
『よろしくお願いします。
うるさくしてすみません。』

声をかけると、
『こちらこそー』

と。

『カーテン開けていいですか?』

『実は私も昨日入院してきたんだけど、カーテン開けたかったのー』

意気投合し、早速Openザカーテン[みんな:26]

すると前のベッドの人も
『私も開けるー』
とOpen[みんな:27]

そこから、私たち三人は、出会うべき仲間として仲良くなった[みんな:28]

Tちゃん、Cちゃんと呼び合い、毎日色んなことを話し、辛い時悲しい時、何度も何度も涙しながら互いのことを話し、励ましあった[みんな:29][みんな:30]

病気になったのも意味がある。
私たちがこの時期にこの部屋で出会うのも運命だった[みんな:31]

辛い時、どんな時も、絶対三人で乗り越えよう。
この先、どんな困難があったとしても前向きに考え、越えていこう。
そして、おばあちゃんになったとき『こんなに生きとるやん!』
て、笑いながら、互いのお腹の傷を見せ合いながら温泉に行こうと約束した[みんな:32][みんな:33][みんな:34]

Tちゃん、Cちゃんに出会えて本当によかった。

神様に感謝[みんな:35]

しかし、一日200円で借りたTV、全く観てないし、いらんかった[みんな:36]





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