朝、ちょっと混雑した電車の中で感じる圧迫感。
忙しい時に限ってちょっとめんどくさいメールが取引先からくるストレス。
上司に質問したいけど、タイミングがつかめなくて
時間が5分、10分と無駄になっていく焦燥感。
スーパーの中で駄々をこねる子に、必死に「帰ろう」と言い聞かせている時のイライラ感。
どれも日常的に起こることばかりで、
なにか大きなことを成し遂げたわけでもないけれど、
気づけば一日の終わりにどっと疲れている。
昔、アメリカのとある心理学者は
「大きな出来事よりも、日常的に起きるストレス積み重ねが心と体に影響する」
なんてことを言ったらしいです。
本当にそうかは分かりませんが、
でも、「大きな出来事」っていうのはたいていイベント的に起きるものだから「終わり」がある事が多いですよね。
それに対して日常的なストレスは、「日常的」なわけですから
明確な終わりがなく繰り返されます。
すると、ひとつひとつのストレスは「こんな程度で」と思うようなものであっても
昨日、今日、明日…と続くうちに少しずつ心が削られていって
気付いた時には「なんだかつらいぞ」なんてことになっていることもあるわけです。
小さなストレスも侮るなかれ、ですね。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。