例えば私は、自分のことを
・(実際に効率的かはさておき)効率的なことが好き
・何かを始めたら完遂したい欲が強い
・でも始めるまでは先延ばしにすることもある
・人の多い場所は苦手
・わりとインドア
・何かを考える時は書きだしたい
・知識を得るのは好き
…と、こんな感じの人間だなあと自分で思っているわけですが、
このような「私はこういう人間だ」という、自分に対しての思い込みのことを「セルフスキーマ」と言います。
大体のセルフスキーマは、過去の何らかの体験だったり
他者から言われた言葉をヒントに形づくられます。
自分はこういう人間だ、と分かることは
単純に自分の形が分かって嬉しいこともありますし、
自分のことを分かっていることで
不必要な苦労や失敗から回避することもできるようになります。
たとえば私の場合は「完遂癖がある」と分かっているので
コンプリートに時間を要するゲームを始めたり
お金がかかるようなものを集めだしたりしたら大変なことになりますから、そういうものは回避したほうがいいわけです。
(と分かっていながら先日ゼルダに手を出すというミスをし、夜な夜な大変な思いをしています。こういう失敗もあります。)
その一方で、あまりにも「私はこういう人間だ」が強くなると
セルフスキーマに合致しないことを
どんどん排除してしまうというデメリットもあります。
そうなると、新しい経験を避けてしまったり、
出来たはずのものも出来なくなってしまったりして
自分の可能性や楽しみまで減ってしまう可能性もありますよね。
そもそも「私はこういう人間だ」というのは
時間や環境、経験にともなって移り変わります。
そう考えると
自分の中にあるセルフスキーマは
時々見返して更新していくのがいいのかもしれません。
*このブログは毎日19時に更新されます
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