例えば人の一生が80年だとして、
今の自分が30歳だとします。
すると
「もう30年も経ってしまった!」
と焦る人もいるし
「まだ50年もあるの?」
と辟易する人もいる。
これまでの人生に後悔があったり
思い描いていた人生と「今」が違っていたり
過去の人生を大人になって取り返そうとしていると、
「もう30年も経ってしまった」
と感じやすい。
一方で、
自分の人生がこれ以上良くなる気がしないとか
「今」があまりにもつまらないとか
生きているだけでしんどいという人は
「まだ50年もあるんだ」
と思ってしまう。
もちろんこれは、
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて
あくまで「そう感じることってあるよね」というだけの話です。
過ごした時間、残された時間が平等であっても
これまでの生き方や価値観が、
時間の感覚を変えてしまう。
本当に人は主観で生きているんだなと感じます。
でも逆に、人は主観で生きているからこそ
生き方や価値観が変わると、時間の流れも変わったりするから面白い。
今まで「早く人生終わらないかな」と思っていた人が
「日々があっという間に過ぎて少し焦ります」なんて言うようになったり、
「何もしないで30年も経ってしまった」と嘆く人が
「何もしてないわけじゃないし、まだ50年もある」と思えるようになったり。
時間の感覚や過ぎた過去さえ、
人の主観で変えていけるなら
ここからまだ、なんだっていけるんじゃないか?と
人の可能性を思ったりします。
*このブログは毎日19時に更新されます
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