なんでも人のせいにしてしまう「他責思考」をしていると
周囲のみんなが敵のように感じてしまって
人との関わりが安心できないものになっていきます。
他人のせい、と思うことで
自分の罪悪感から守られるメリットがある反面、
周囲の人との一体感が得にくくなって、孤独感が増してしまうデメリットがありますね。
ですが、
じゃあなんでも自分のせいだと考える「自責思考」だったらいいのか?と言われると、当然そうでもありません。
なにかあるたびに
「あれが悪かったのかも」
「自分がこうしなきゃよかったのかも」
と自分ばかり責めると、大したことない出来事やちょっとした行き違い程度の問題すら、とんでもない過ちを犯したような気分になります。
自責思考をしていれば、他人とのもめごとには発展しにくいかもしれませんが
しだいに何をするのも恐ろしくなったり、不必要に人と距離をとったりしてしまいます。
他責思考は多少のストレス軽減に役立つし、
自責思考は成長のきっかけになることもありますから
どっちが良くてどっちが悪いというものはありません。
だから別に、どっちも自分の中にあっていい。
でも、
「どっちかだけに偏っている」と生きづらいんですよね。
こういうのは、他責思考(もしくは自責思考)を持っていることが問題なんじゃなくて、バランスが問題だったりします。
あるいは、他責思考だろうが自責思考だろうが、
「誰が悪いのか」に焦点が当たりすぎると苦しいのかも。
だって、誰のせいだったとしても
物事の原因を誰かに求めようとするってことは
つらい思いをしたってことですからね。
一番大事なのはそこのはずです。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら