昨日の広場恐怖症と合わせて訴えられやすいのが、対人恐怖症です。
誰かから見られることや、
大勢の前で話をすること、
自分がした何かについて評価をされることなど
人と関わるうえで発生するいろいろなものに対して不安や恐怖を感じます。
厳密にいえば、対人恐怖症というのは正式な診断名ではありません。病院で診断されるときは「社交不安障害」などの名前が付きます。
でもここでは分かりやすく「対人恐怖症」と書いておきますね。
今は社会の進歩によって、いろんなものが人と直接やりとりをしなくても行えるようになりましたね。
ウーバーイーツとか出前館みたいな存在を使うと、非対面のまま食事の調達ができるし、
趣味の物を購入するのも宅配便でできちゃいます。
仕事も業種によってはパソコン一つでできてしまったり、AIがいろいろやってくれたりしちゃうわけです。
それでもやっぱり、学校、仕事、プライベートといった場面で
「他人」の存在はつきもので、ひょんなことから人と関わったり、人の目にさらされる機会もやってきます。
そういう時に、ものすごく緊張したり、血の気がひいて体が震えたり、汗が止まらなくなったりすると、人目を避けたくなる。
自分が周囲にどう映っているかも気になって、ますます不安になっていきます。
家からでなければ人と会わずに済むので
対人恐怖が強くなってくると、家から出られなくなることもありますね。
ついでに明日は会食恐怖について書く予定です。
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