昨日までに続いて、会食恐怖についてもちょっと書いておきます。
会食恐怖はその名の通り、会食に強い不安や恐怖を感じるものです。
もう少しわかりやすく言えば、人前で食事をすることに不安がある状態で、
・変な食べ方をしてるんじゃないか
・うまく食べられないんじゃないか
・全部食べられないんじゃないか
・食べるためのあらゆる行為を見られている不安
なんてことを感じたりします。
見られていることが不安だと、みんなの前で取り皿に料理を分けたりすることも恐怖対象になるので、仕事や社交的な場面で食事が出てくると、とても緊張します。
さらに容姿に関する不安も持っている方の場合は、小さいものは食べれるけど大きく口を開けるものは食べられない、とか
こぼれそうなものは食べられない、などの制限がつくこともありますね。
慣れた人とだったら食べられる、というタイプもいれば、慣れた人と一緒でもレストランには入りにくい、そもそも慣れない、など感じる不安の度合いもさまざまです。
子供時代から、学校の給食が苦手だったことも多く、みんなの前で無理をして食べたことがトラウマのようになってしまっているケースも少なくありません。
対人恐怖や広場恐怖と違って、会食恐怖だけでは「外に全く出られない」というほどの状態にはなりませんが、
一方で「誰かと食事を楽しむ」ということが難しいので、人と関係を築くにあたって困難を感じやすい面があります。
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