ありのままで愛されるってなんだろう?② | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きです。

 

「ダメな自分を愛してほしい、どんな自分でも安心できる絶対的な愛が欲しいと思うと、かえって迷子になりやすいかも」という話をかいていました。

 

もちろん、ダメな自分でも愛してくれる人がいたら、それはすごく嬉しいことですが、

その気持ちが強くなりすぎてしまうと、知らず知らずのうちに

 

「相手を見つけるためにダメになる」

「相手を試すためにダメになる」

 

…なんて本来の目的と逆の状態になってしまうことがあるんです。

 

自分はダメだ~と言っている方の中には、「元からダメなんじゃなくて、ダメな自分になって、それでも愛してくれる相手を待っている」逆転現象が起こってしまっている方がいらっしゃいます。

 

だから、「ありのままで愛してほしい」=「ダメな自分を愛してほしい」の人には、

 

ダメな自分って、本当に私の「ありのまま」なの?

 

という視点が必要だったりします。

 

人間って、かつて得られなかった「誰かの愛情」を求めて自分自身も犠牲に差し出す生き物です。

 

体を傷つける、食べない、食べすぎる、働かない、暴れる。

(※これらが全て愛を求めるだけの行為というわけではありません)

 

自分がボロボロで飢えていることを体中で表現して、愛を求めます。

 

「風邪をひいたときの親の優しさ」を求めて具合が悪くなっちゃう子をイメージすると分かりやすいかもしれません。

 

そう考えれば、「ありのままで愛してほしい」という心理の根本に、どんな理由があったのかおのずと見えてくるものです。

 

「ありのままで愛してほしい」

「ダメな自分を愛してほしい」

 

そう思っているのは、今のあなたではなく過去のあなたかもしれませんね。

 

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