誰かに何気なく言われた一言とか、
些細なことで勘違いをされて、言いたいことが伝わらなかったこととか、
小さな事なのに忘れられない記憶ってありますよね。
自分でも、「なんであの程度のことをまだ引きずってるんだろう?」と疑問に思ってしまうような事なのに、
なぜかふとした瞬間に思い出しては、心にグサッと刺さるような気がする記憶です。
そういう経験がたくさんあると、ついつい
「私はメンタルが弱いから」
なんて思ってしまうわけですが、
メンタルが弱いというのは、往々にして「古傷が治ってない」という状態だったりします。
例えば、
今、自分の足を手で軽く叩いてみると分かるのですが、
ちょっと叩いた位では、普通は痛くもかゆくもないはずです。
でも、もともと足に打撲があったりけがをしていたら、
叩くどころか手で触っただけでも痛みを感じるかもしれません。
これと同じことが、心理面でも起こります。
昔の傷が治ってなければ、どんなに些細な刺激でも激痛に感じるし、
メンタルを強くするよりも、古傷を治してあげることで回復していくこともあります。
だから、カウンセリングでは過去のこころの傷を扱うんですね。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。