脳や口に機能的な問題があるわけではないけれど、
上手く言葉を口に出来ない、という方がいます。
喋れない、というよりも
気持ちが口から出てきません。
特定の話や単語を言おうとすると頭の中がぼんやりしたり、
ドキドキしてきて遠回しな表現をしてしまったり、
自分の話をすると涙が出てきてしまう(から言えない)人や、
「ありがとう」や「ごめんなさい」がどうしても言えない人もいます。
普段は普通にお話が出来るのに、
怒られた時だけ言葉が出なくなるという人もいるでしょう。
言葉がでないシチュエーションや
口にすることが苦手な単語には
その人の心の傷が隠れていることもあれば、
心の傷を守るための反応だったりすることもあります。
そして、その言葉を意図的に避けようとすると、
どんどんその言葉が苦手になっていって、どうしても口に出せなくなってしまいますね。
言葉は連想を促すので、一つ口に出してしまうことでズルズルといろんな記憶が引き出されてしまってつらく感じるのかもしれません。
「言葉が出てこない」という内容で来所される方は少ないのですが、
話しているうちに「そういえば言葉が出てこないんです」と話される方が多いお悩みです。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら
※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。