「シロクマ実験」というものがあります。
アメリカのダニエル・ウェグナーという心理学者が、
被験者たちにシロクマの映像を見せて、その後の記憶について調べたものです。
実験の内容はこんな感じで、
と、いう感じです。
そして一定時間が経過してから、A・B・Cのグループそれぞれが
「シロクマの映像をどのくらい覚えているか」
について確認してみました。
すると、
という、面白い結果が出たんです。
覚えておけ、と言われた人よりも、
考えるな、と言われた人の方が記憶が残るって不思議ですよね。
これって、私たちの生活の中でもよくあることで
たとえば「幸せな出来事」より「思い出したくない事」の方が、なんだかんだで頭の中にいつまでも残ったりします。
忘れたいと思っても、私たちには「意識的に忘れる」ってことが出来ないので、
結局「忘れよう」「考えないようにしよう」と思えば思うほど
記憶の中に刻まれていく…なんてことになってしまうのかも。
それだったら、嫌なことを思い出しても「あんなこともあったな」位に思えるようになる方が、楽に生きる近道なのかも?
そして、そうなるためには、心の傷を癒していくことが必要なのかもしれませんね。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。