自信がないから完璧主義になる | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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完璧主義というと、

 

なんでも完璧に仕上げるけど

ちょっとプライドが高くて

周りにも完璧を求めるし

融通が利かない面も…

 

という感じで、ちょっと面倒なスーパーマン、みたいなイメージがあるかもしれません。

 

 

でも、実際に「完璧主義」な人達とお話をすると

全くそんなことはなくて

 

むしろ自信がないがなくて、いつも自分に嫌気がさしているような方が多かったりします。

 

完璧主義な人は、完璧にやるから完璧主義なのではなく

「欠けている部分に気付く」のが得意だから完璧主義になってしまうんですよね。

 

 

おかしいところ

矛盾しているところ

抜けや漏れがあるところ

他の人に比べて至らないところ

 

こういう部分に気が付いたり、気になったりしなければ、そもそも完璧主義になること自体難しいんです。

 

つまり、完璧主義な人は

自分の欠点とか問題を見つけるのが天才的に上手くなります。

 

なにかするたび、いつも自分の中の「欠けている部分」に気が付いて、不快感でいっぱいになります。

 

そして、完璧主義な人は、「周囲の人も自分と同じくらいの審美眼をもっていて、自分の欠点に気付いてしまうだろう」と思っているので、

 

自分のどんな小さなミスや問題も、外に出してはならない!

と感じるようになります。

 

それを繰り返していると、自分の中に

「完璧な自分」か「最悪の自分」の2極しかなくなってしまうので、

 

いよいよいつも完璧を目指すしかなくなってしまって

どんどん気持ちが追い詰められていきます。

 

(自分にとって「完璧に出来ることは普通である」と思わなきゃいけないので、他人にも当たり前に完璧を求めたりします。)

 

本当はとても自信がなくて、いつも頭の片隅に「何も出来ない最悪な自分」がちらついているのですが、

 

そんな自分を見るわけにはいかないので、「自分は出来る」と思わなければいけません。

 

それが結果的に「プライドが高い」ように見えてしまうことがあります。

 

そして、完璧主義な人が「出来ない自分」を見ることが出来ない理由は、トラウマやこれまでの家庭環境による事情が含まれます。

 

プライドが高いというよりも、

「なぜ本当の自分には自信がないのか」

「なぜダメな自分を見てはいけないのか」

を考えていくと、何か見えてくるかもしれません。

 

 

 

 

 

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