ちょっと注意をされると傷ついてしまう② | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きです。

 

昨日は、仕事でちょっと注意されただけで大ダメージを受けてしまう人の話を書いていました。

 

 

じゃあ、そんな「傷つきやすい人(便宜上そう書きます)」はどんなことでもダメージを受けてしまうのか?というと、意外とそうでもないのが面白いところです。

 

例えば傷つきやすいクライアントさんでも、よくお話を聞くと辛口の占いサイトを楽しく見ていたりします。

 

辛口ですから、そこには「あなたは自分勝手」とか「周囲を振り回す」とか、結構辛辣なことが書かれていたりするんですが(笑)、

 

それを傷つきやすいクライアントさんは「え~ショック~」という程度であっさり受け流すことが出来ています。

 

「占いの結果がトラウマになって寝る前に何度も思い出してしまう」とか

「おみくじの文字を見るのも怖くなった」

なんてことはめったにありません。

 

注意をされる、指摘をされる、アドバイスをされる。

そういう点では占いやおみくじでも同じ要素を持っているのに、どうしてここまで「傷つき度」が変わってくるんでしょうか。

 

①人への信頼感が薄い

 

まず、「傷つきやすい人」は他人への信頼感が希薄な場合があります。

ここでいう「他人への信頼感」は、「同じ生き物だと思えているか」という意味です。

 

傷つきやすい人は、他人という存在がなにか得体のしれない生物のように思えていることがあります。

 

体感では、「周囲から浮いている感じがする」「自分だけ周りの人と違う」なんて言葉として表現されることが多いかもしれませんね。

 

自分では「自分がおかしい気がする」と感じているのですが、これは要するに「自分と周りが違う生き物のような気がする」ということ。

 

 

これでは周囲と一体感が無いのですから、不安になるのも無理はありません。

 

周囲と自分が同じ生き物だと感じられないということは、サバンナを1匹で生き抜くような気分です。

 

常に周囲を警戒し、相手からの攻撃に敏感でないと生き残ることが出来ません。

 

そのため、「他人は自分を傷つける生き物」という前提が心に生まれます。

 

続きます

 

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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。