「全然勉強してない」と言っちゃう理由 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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何かを頑張らなきゃいけない場面で、ついつい言い訳ばかりしてしまう人がいます。

 

「昨日から具合が悪くて」

 

「あんまり眠れなくて」

 

「仕事が忙しくて」

 

と、こんな具合で。

 

 

あらかじめ「自分にはハンデがある」ということにすることで

相手の期待値を下げようとしたり、

自分に「失敗しても仕方ない」と言い聞かせたりすることが目的だったりしますよね。

 

こういう方のエピソードを聞いていると、

「わかるな~ついついやりたくなっちゃうよね~」

なんて思いつつ、

 

「親が少し厳しかったのかな?」なんて思ったりもします。

 

ここでいうところの「厳しい親」というのは、

別にスパルタ教育とか、しつけが厳しいとか、

そういうものとは限らないんですよね。

 

子供の事を少し否定しやすかったり

子供にがっかりしやすかったり

子供にとても期待をしていたり

 

たとえばそういうことも、「親の厳しさ」に含まれます。

 

 

そうすると、子供は自分が「出来ない」ことに敏感になって、

出来ないものにはそれ相応の理由がなければいけないような気がしてきます。

 

努力不足とか、自分の能力ではできない、とかじゃなくて

 

「本当ならもっと出来たけど、ハンデがあったからしかたない」

 

という幻を作り出さないといけないような気がします。

 

すると、言い訳をするのは本来自分のためじゃなくて

親のためだったりすることもあるわけですね。

 

(ちなみに、こうやって自分にハンデを用意したりアピールすることで自分を守る行為をセルフハンディキャップと言います)

 

外から見るとただの「言い訳ばかりする人」に思えても、

 

なぜ?という部分に着目してみると、新たなストーリーが見えてきたりするから面白いです。

 

 

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