たとえば、
「毎朝仕事に行くのが憂鬱で、仕事から帰ってきても嫌な事を思いだして気持ちが休まらないんです」
なんて方が、
仕事を好きじゃないままであっても、
嫌な気持ちを引きずらなくなったり、休日を少し楽しむことが出来るようになったら。
あるいは
「いつも人の気持ちが気になって、自分のせいで不快にしてないか罪悪感でいっぱいなんです」
なんて方が、
自分と相手の境界線を引けるようになって、
もう少し気楽に人とコミュニケーションをとれるようになったら。
そして、
「母親が毒親で、頻繁にメールも送ってくるし、行動も監視されているような気分になってつらいんです」
なんて方が、
母親の行動自体が変わらなくても、
メールが来た時のダメージを感じにくくなったり
母親を恐れるのではなくて、母親にちゃんと怒りを感じられるようになったら。
カウンセリングで現実問題が変わることもあるけど、
もし現実問題が変わらなくても、ダメージを減らすことは出来る。
傷口に塩を塗られるから痛くてつらいのであって、
傷がふさがってしまえば、肌の上を塩でこすられるちょっとした不快感で済ますことが出来る。
カウンセリングで得られるものは、
決してレベル100のお悩みが0になるような華々しい結果ばかりではないですが、
小さな変化を積み重ねるたびに、少しずつ人生は生きやすくなっていきます。
*このブログは毎日19時に更新されます
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。