人の成長にも順番がある | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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結構前、Instagramで「マズローの欲求5段階説」について簡単に取り上げました。

 

こんなやつです↓

 

 

この図の説明が気になる方はInstagramを見ていただけると嬉しいですが、だいぶ昔の投稿になってしまったので簡単に説明すると、

 

人の欲求には5段階あって、(生理的欲求・安全の欲求・所属の欲求・承認の欲求・自己実現の欲求)、

原始的な欲求を満たすと社会的・高次的な欲求に人は向かっていくと考えられています。

 

有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。

 

マズローは、「人は自己実現のために絶えず成長する」と考えていました。

 

自己実現:自分の可能性を最大限に発揮することやそのための活動をしている状態

 

でも例えば

 

明日生きていくための食料すらままならないような環境にいる人

 

家の中に暴れる家族がいたり、暴力を振るわれたりして安心できる場所がない人

 

このような方に対して「人は自己実現のために絶えず成長する生き物だ」なんて言ったって、

 

「そうだ!私は自分の可能性を最大限発揮したい!」なんて、まずならないですよね。

 

それどころじゃないわ、と私も思います。

 

 

 

人の成長には必ず順番があります。

 

まずは、衣食住や身の安全が確保されていること。

 

ちゃんと食べることが出来て、ちゃんと寝ることが出来て、

安心できる場所でそれなりに健康に暮らせること。

 

これがないと、人は心に余裕が持てないので、

「人に認められる」とか「自分に自信を持つ」とか、そういう段階に進むことが難しくなります。

 

「すぐにイライラして怒ってしまう」

「ちょっとしたストレスにも耐えられない」

「人に褒められたいのに頑張れない」

 

…なんておっしゃるクライアントさんの話を聞いていると、

 

ちゃんと眠れていなかったり、

住んでいるおうちでご家族が頻繁にケンカしていたり

過去につらい経験があったり

 

「そりゃあ頑張れなくて当たり前」みたいな状態だったりします。

 

 

生理的な問題(食事・睡眠・排泄等)や

環境的な問題(安全・安心)をある程度クリアしないと、

 

人間関係の問題を解決するだけの余力が足りなくなってしまう事があります。

 

そして、人間関係の問題(認められない、愛されないなど)が解決してくると、「自分の生き方」について考えられるようになります。

 

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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。