恋愛のお悩みには、
その人の生き方や心の傷がとても反映されやすい。
一見「友人とカフェで笑いながら話すような恋バナ」だったとしても、
真面目に話を聞くと、意外と根深い問題が息をひそめていたりするから奥深かったりします。
例えば、ここにAさんという女性がいたとします。
Aさんは、いわゆる恋愛体質。
ときめきを感じやすく、すぐ相手のことを好きになります。
交際人数もそこそこ多めで、数えてみれば彼氏がいない時期の方が少ないほど。
もちろん、相手の男性は誰でもいいわけではありません。
Aさんが惹かれるのは、決まって自分とは違う世界にいる男性なんです。
たとえば、
バーで出会ったエスコート上手な経営者は、Aさんをいつも素敵なレストランやホテルに連れて行ってくれました。
老舗のきもの屋さんの跡取り息子と知り合った時は、自分が着物を着て、店の前に妻として立っている姿を想像してときめきました。
大学の准教授をしていた既婚男性の話はとても知的で、そんな男性に意見を肯定される気持ちよさやちょっとしたスリルに没頭しました。
自分には持っていない何かを持っている人、
自分をどこか素敵な世界に連れて行ってくれそうな人。
Aさんは、そういう男性に惹かれてはアプローチをし、交際に発展することも多くありましたが、
なぜか、どの彼とも結婚するまでに至りません。
魅力的に見える彼は、決まって他にも女性がいたり、Aさんが結婚を意識すると離れていってしまいます。
友人に恋愛相談をすると、「夢見すぎ」とか「理想が高すぎ」と言われます。
たしかに、例えば(普通の)会社員と普通に恋愛して、普通の幸せを築いていけたら、結婚のハードルも下がるかもしれません。
でも、そんな普通の男性にはときめくことが出来ないのです。
続きます。
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※このブログ内に登場するエピソードは特定のクライアントさんの経験談とは関係ありません。