カウンセリングルームを始めたばかりの頃は、てっきり何かに悩んでて、生きやすくなりたい、ここから抜け出したい!って方がカウンセリングにいらっしゃるんだろうと思ってました。
でも、ふたを開けたら意外とそうでもなくて、不勉強だったな~と思い知りました(笑)
明らかに大きなトラウマを抱えて生きづらそうにしているのに、クライアントさんは「よくなる」とか「変わる」ことを望んでいなかったり。
僕なら耐えられないような過酷な話を聞いて、思わず「それはヤバいっすね」と言っても、
クライアントさんは表情を一つも変えてなくて、むしろ「先生うける~」とケラケラ笑っていたり(笑)
あとは、そもそも「雑談しにきました!」という方も一定数いらっしゃって、
私の方がだんだん(もうかれこれ半年、悩みらしい悩みを話してないけどいいのかな)と心配をし始めるんですが、
それを言うとやっぱりクライアントさんから「うける~」と笑われます(笑)
もちろん専門的に言えば、こういうケースも「苦痛がマヒしてしまっている状態」とかいろいろ言うことは出来るんですが、
若いころはそもそも「みんな早く楽になりたいはずだ」と思いこんでいたので、
そうじゃない人もこんなにいるんだ!
とびっくりしたんですよね。
でも、別にカウンセリングルームだからって悩みを相談しなきゃいけないわけではないし、
悩みがあってもそれをどうにかしなきゃいけないと決まっているわけでもないので、
カウンセリングルームだから…といろいろ考えすぎてたんだな~なんて思ったりしました。
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