カウンセリングをしていると、
「人の目が怖い」とか
「すぐに自分のせいだと思ってしまう」とか
「自分を信用できない」といった、
いわゆる「自分に自信がない」というお話をよくお聞きします。
それでですね、カウンセリングを終えてにゃんこ大戦争(※)とかをふらふらやっていると、ふと
自信って、なんだ?
なんてことが頭に浮かんできます(笑)
※にゃんこ大戦争:スマホのゲームです。すみません、まだやめられてません。
カウンセリング中は、クライアントさんひとりひとりの「自信のなさ」に向き合うわけですが、こういうどうでもいい時間になると今度は「人間の自信ってなんだ?」みたいな漠然としたことが気になったりするものです。
ここでちょっと話が変わりますが、
人って、「自分に都合がいい認識をする力」が標準装備されていたりします。
例えば自分が仕事でミスをすると、「最近体調がよくなかった」とか「忙しすぎて確認ができなかった」とか、たくさん理由が思い浮かぶわけですが、
他人がミスをするとなると、「ダメなやつだなあ」なんて勝手に思うわけです。(笑)
自分が間違えた時は原因を外部に求めるのに、他人が間違えると他人の内面に原因を求める。
つまり、「私のミスは状況のせい、あなたのミスはあなたのせい」ってことですね。
行為者-観察者バイアス、なんて言ったりします。
ちなみにこれを聞いて「あ~そういう自分勝手な人いるよね~」なんて真っ先に他人のことを思い浮かべてしまうのも、多分心理的には近いものがありそうです(笑)
そして、ここまでは「自分のミスと他人のミス」の話でしたが、「自分が成功したときは自分のおかげだと感じ、失敗したときは外のせいにする」なんていう心の働きもあります(笑)
こっちはセルフサービングバイアスと言ったりします。
こういう「自分に都合のいい認知」に関する心理学の言葉は山ほどあって、どれもこれも、「私はそんな自己中心的な考えはしません!」とは言い切れないものばっかりなんです。
自分のことをよく振り返る人ほど、心当たりがたくさん見つかります(笑)
そう、こういう心理は決して特定の人だけが持っているわけではなくて、人間だれしも多かれ少なかれそういう傾向を持っていたりします。
そうなると、「自分に都合よく物事をとらえる」という力は、案外人間に必要なのかな~なんて思いますよね。
つまり、人間は適度に「自分に都合よく解釈する力」を持っていて、だからこそ生きていける。
そんな風にも考えられます。
「都合よく解釈する力」こそが、私たちが当たり前に生きることを支えているかもしれません。
だとすれば、それは「自信」の一つともいえるかも。
そんなことをダラダラ考えます、にゃんこ大戦争をしながら。
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