捉え方は「捉われ方」 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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ブログで、『我慢ばかりしてしまう人は、「我慢はうぬぼれ」と思う事で苦しみから抜け出せるかも』、なんてことを書いたことがありました。

 

これは言葉遊びのようなもので、「我慢をする人は自分に執着しているだけというのは本当か?」という点は、実はあまり考えなくても良かったりします。

 

(それに、我慢が自惚れであろうがなかろうが、そこに苦しみがあったことは変わりません。その苦しみを無下にする必要もありません。)

 

 

大事なのは、固着してしまった考えを手放すということ。

 

そのために、「その人を苦しめる物事の捉え方」を変える必要があります。

 

今まで「自分は苦しい思いをしないと人から愛情をもらえない、認めてもらえない」と思っていたのなら、その人にとって「苦しむこと」ってすごく価値がありますよね。

 

でもそれ自体が、心の傷が生む「誤学習」だったりします。

 

本当はそんなことをしなくてもいいはずですから。

 

だから、その価値を下げるんです。

苦しむことを、「愛情をもらえる価値のあるもの」から、「自惚れ」に変えてしまう。

 

自惚れって言われたら、なんだかちょっと嫌な感じがしませんか(笑)

 

そう、不快だと思った瞬間に、その人の中で「苦しむ価値」の変動が起こるんです。

 

その結果、「じゃあ我慢する意味ないじゃん!」となって、その人は苦しみから一歩抜け出しやすくなります。

 

 

「捉え方は捉われ方」です。

 

どんなに我慢するのが苦しくても、「人から愛情を得るために必要なものなんだ」と心のどこかで捉えていたら、それに捉われて抜け出せなくなりますよね。

 

でも逆に言えば、捉え方をガラッと変えれば、捉われることもなくなったりするんです。

 

だからと言って、我慢強い人に「それってうぬぼれだよ」なんていきなり言ったら大変なことになります。

 

大事なことは「捉え方を変える」という事だけであって、誰かがつらい思いをしてきたことを見下げることでなはないですもんね。

 

なのでこれは、「誰かに教えてあげる」事ではなくて、「辛いことから抜け出したい人が、自分のために使う」のが一番良いかもしれませんね。

 

 

 

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