昔よりもずっと精神や発達の障害に光が当たりやすくなった現在。
そのおかげで生きやすくなる方がいる一方で、「もしかして私もADHD?うつ?強迫性?」と思う方もすごく増えました。
身体の病気はレントゲンを撮ったり、胃カメラを飲んだりすれば「見える」けれど、
精神や発達に関わるものは目に見えない。
だからネット上の診断チェックリストを見たり、当事者の方が発信する内容を見たりすると、
自分もそうかも…と思えてきます。
これはどの場所やツールでも言われていることだと思いますが、やはり大事なのは、「ADHDかそうじゃないか」「うつかそうじゃないか」にとらわれすぎないことです。
さっきの繰り返しになりますが、目に見える身体の病気とは異なるため、正直「Aの精神科では発達障害と言われたけど、Bの病院では問題ないといわれた」みたいなことも結構あります。(笑)
これはお医者さんの良し悪しという話ではなくて、それだけ「目で見えないものを判断するって難しい」ということ。
だから、「ADHDかどうか」「うつかどうか」にとらわれすぎると本末転倒になってしまう。
大事なことは「生きやすければなんだっていい」ということ。
そして「生きやすい」への最短ルートは、「生きにくさ」に気が付くことです。
自分の苦手、不安、不満、ついやってしまうこと。
そういう「特徴」に気が付けたなら、変われる可能性がまだまだある。
きっとADHDなんだ、仕方ないんだ、と思うのももちろんいい。
「仕方ない」が気持ちを助けてくれることって結構ありますからね。
でもそう思っても生きづらさが変わらないなら、もう一歩踏み出してみてもいいかもしれません。
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