他人も自分も信じられない | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

自分の本当の姿を見たいと思って鏡の前に立つけど、

写っている姿は自分の目を通してしか見ることができないから、結局自分が見ているものが「本当の姿」なのか分からない

それがちょっとだけ不安になることがある。

 

上司に「この仕事間違ってるんだけど、あなたがやったの?」と言われた時に

(やってないと言ったところで信じてもらえるか分からない)という気持ちが心のどこかにあって、なんとなく謝ってしまう。

 

レジで並んでいる時に、自分を押しのけるようにして横入りしてくる人に何も言えなかった。

大したことじゃないはずなのに、なぜか家に帰った後も思い出して嫌な気分が離れない。

 

他人が見ている世界が自分が思っているものと違っていても、どちらが正しいのか証明することが出来ない。

 

そんな事実を前に強い無力を感じる人がいます。

 

心の中にあるのは、

 

主観的に生きる事よりも、他者からはどう見えているのかに過剰に重点を置いて生活しないと、結局自分が痛い目にあう。

 

という気持ち。

 

「信じてもらえなかった経験」をした人に起こりやすい考え方なのかもしれませんね。

 

とりあえず謝っておく、

表面的には怒ることがない、

うまくいかなくなると消えたくなる。

 

それでいて、心の奥では「私は悪くない」と「私が悪かった」が絶えずせめぎ合って混乱しているので、

 

他人のことも信じていないが

自分のことも信じられない

何も信じられるものがない

 

そんな状態だったりします。

 

「信じてもらえなかった」とか「分かってもらえなかった」という体験が傷として残っていると、

 

誰かを信じたり頼ることで逆にもっと傷ついてしまうかもしれない、という気持ちが生まれます。

 

だから自分ではなく相手に合わせて、とりあえず謝ったりしておくことで場を収めようとする。

 

でも、そういう事を繰り返すほど心の奥に怒りがたまって、それを相手に向けられず「自責」に転換します。

 

うまくやっているように見えて、とても生きづらい状態です。

 

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