皆が「あの人はいい人!」ともてはやす「素晴らしい人」のことを嫌いになってもいいし、
仕事が出来て見た目に優れた後輩を妬んでもいい。
世話焼きで優しい恋人にストレスを感じてもいいし、
育ててくれた親に対してありがとうと思えなくても構わない。
心の中に浮かんでくる、「好きでいるべき人」への暗い気持ちを、消す必要はありません。
人を嫌いな自分のことを嫌いになる必要もありません。
そもそも人には好き嫌いがあって当たり前で、それが「普通」なんです。
でも、それを抑圧して「誰も嫌いじゃないふり」をしてしまう人がいます。
頑張って「誰も嫌いじゃない」と言い聞かせると、表面的にはうまくやれるけど、心の中でバランスが取れなくなっていきます。
そして、本当の気持ちを抑圧すればするほど「嫌い」という気持ちが膨らんで、それが「イライラ」「だるい」「気分が落ち込む」というような状態につながってしまうこともあります。
皆と「うまくやる」ために本心を出さないスキルは、ある程度必要かもしれません。
でも、「嫉妬や自分勝手な怒りを持っている自分を受け入れられない!」と却下する必要もない。
そんな自分もちゃんと受け入れることで、生きるのが楽になっていきます。
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