今、どんなことに悩んでいますか?とお聞きした時に、
「あれもこれも悩んでいて、よくわからない」と感じる方がいます。
生きづらい…辛い…でも何が?
会社に行きたくない、とか
好きな人から好かれない、とか
いつもビクビクしてしまう、とか
それ以外にも
さみしさ、孤独感、無力感…。
悩みの一つひとつを指折り数えることなら出来ます。
でも、いろんな悩みが少しずつ繋がっていて、何かを解決しようとしても別の悩みが邪魔になるような気がしたり、
小さな悩みがありすぎて、身動きが取れないような気がして、「もうどうしようもないのかもしれない」なんて気持ちになってしまうかもしれません。
たくさん悩みがあると、結局自分がどんな苦しみを抱えているかが、見えなくなってきます。
自分の苦しみの形が目に見えないと、誰にどれだけ話してもすっきりすることが出来ません。
いくら話しても、それが自分の全てではないような気がしてきます。
話したって仕方がないような気がしてきます。
そんな時、もしかしたらその「たくさんの悩み」はたった一つの心の傷を隠すために無数に生み出された「盾」である場合があります。
だから、いくら悩んでも、いくら話してもすっきりしないのかもしれませんね。
「悩みがありすぎる」状態は、心の深部を守るための身を削るような大作戦だったりすることもあるのです。
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