【再掲】感想20| 対人恐怖、人との関係、そして生きるのがラクになった | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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このブログでは、クライアントさまからいただいた過去の感想を再掲しております。

みなさん私のブログよりもよっぽど良いことを書いてくださっています(笑)

ぜひご覧ください。

 

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感想20 対人恐怖、人との関係、そして生きるのがラクになった

仙台市 Rさん

 

私は人と関わることがとても苦手でした。その理由の1つは人が怖いからです。他人の言動に敏感に反応し、いつも緊張していました。

人前では頭が真っ白になって、会話をする際にも思考がまとまらなくなったり、話の内容を突然忘れてしまうこともありました。

 

ときには、パニック状態になることもあり、買い物でわずかな時間、店員とコミュニケーションをとることすらも苦痛で1秒でも早くその場を離れたいと思うほどの対人恐怖症でした。

そして、人と長い時間接してから家に帰ってくると、過度のストレスでヘトヘトの状態になっていました。疲れやすいだけでなく、それが原因で睡眠をはじめ、日常生活にも多々支障が出ていました。

また、その一方で、孤独も強く感じていました。その理由は対人恐怖症のせいだけではなく、人間関係が不安定で、関係をうまく築けないからでした。

 

例えば、ふとしたことがきっかけで、自分は嫌われているのだと、自分を否定的に捉えて責めることがありました。また、逆に、私の他人へ対する評価が変わりやすく相手に腹を立ててしまうこともよくありました。

そして、これらの思いや感情に振り回されて、人間不信に陥ってばかりいたのです。その結果、人間関係が壊れてばかりで長続きせず、どんどん独りぼっちになっていきました。

人の中にいると非常に疲れてしまう。でも、独りぼっちでいるのもとても辛い。私は長年に積もった心の傷で身動きがすっかり取れなくなっていたのです。

 

自分の心を機械に例えるならば、許容量が超え、パンク状態になっていました。オーバーヒートしているようでもあり、私はとにかくいっぱいいっぱいの状態で泣きたい気持ちでした。

どちらの状況にいてもストレスでうつ状態になり、その辛さを紛らわそうとして、過食や浪費に依存してしまうという悪循環にすっかりハマり込んでいました。

 

精神科でもらった薬を飲んでいても人が怖かったし、人とうまく関係を築けそうな気配もない。「自分や周りの人を傷つけるのを辞めたい」。そんな悪循環から何とか抜け出したいと強く思い私のカウンセリングがスタートしました。

スタートしてからの私とまきびさんの関係についても例外ではなく、うまくいきませんでした。うまくいかなかったというよりも私が心を開くことができないでいたという方が正しいかもしれません。

 

まきびさんはいつも懸命に様々なアプローチで私に向き合ってくれていました。カウンセリングでのアドヴァイスを受け入れられず、どうしてまきびさんは私を責めるのだろうかと落ち込んだり、言われたことに腹を立てて、まきびさんが間違っていると不満をぶつけることもありました。

ときには信じられなくなったこともありました。

でも、カウンセリングで自分が思ったことや感じたことをきちんと伝えてみると、私が誤解や曲解して、被害妄想的になっていたことが分かりました。その背後には私に偏った「思い込み」や「思い癖」があることをまきびさんに教えてもらいました。

 

現実を否定的に取ったり、自分勝手に曲解してしまう思考パターンが長年、私を苦しめていたのです。

そして、自分の都合に合わせて早くよくなりたい。順序があるのにも関わらず、自分が進めたいと思っていた方向によくなっていきたいなど「思い通り」にならないと気が済まない、自分のわがままな面や傲慢な面についても教えてもらいました。

自分の弱さや至らない点に目を向けることができずに、思い通りにいかないと誰かのせいにして不満を言う。自分の問題に向き合えず、不満ばかりで偉そうな私は「お客様」でした。

うまくいかないのは、まきびさんのせいではなく私自身にある問題が原因でした。

当たり前のことのようですが、カウンセラーであるまきびさんが何とかしてくれるわけではありませんでした。

誰かや何かのせいにして、自分を「被害者」に仕立て上げて不平不満を言っても状況は変わらず、悪循環を繰り返すだけでした。

 

自分の弱い点や至らない点など、自分の見たくない部分を直視する作業は、辛く苦しく感じられました。

でも、自分にも原因や責任があることを少しずつ認められるようになってからはむしろ、身動きが取れるようになって、自由になったように感じています。

 

自分を変えて行くのは私自身でした。

 

自分の悪いところや困っている状態から抜け出すには「被害者」や「お客様」でいるのではなく、自分の足で歩くことがとても大事なことだと学びました。

自分の足で歩くようになってからは、進まなかったカウンセリングが進むようになり、新しい出発点に立てたように思います。

 

それから、対人恐怖症の問題についてもいくつかの心理療法を行ってもらうようになり、解決していきました。そして、あんなに人が怖かったり、関係を築けなかった私が変わってきたのです。あんなにまきびさんを困らせたり、がっかりさせた私がです。

 

変わってきた私は、周りの人から顔の表情がよくなったとよく言われます。きっと、人とうまく関わることが出来るようになっただけでなく、自由に生きることが出来るようになったからだと思います。

あんなに悪循環を繰り返していた私でも、まきびさんのおかげで乗り越えて「自己成長」することができました。自分が成長するのを感じることができて、うれしいと実感しています。

これからも自分と向き合い、変わっていきたいです。

 

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