過去を悔やむ必要はない | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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例えば、過去の自分の選択を後悔するときがありますよね。

間違ったかもしれない、もっとよく考えるべきだった、あんなことしなければ、あの時がんばっていたら…

 

「そしたら、違う道があったかもしれない」

 

悔やむ、というのは、「自分には他の選択肢もあって、それを選んでいたら今よりも良い未来があったはずだ」という気持ちから生まれます。

 

でも、本当にそうかな?とたまに思うんです。

 

 

 

人が何かをするとき、自分では「なんとなく」と思っていても、無意識できちんと計算をして答えを出します。

 

だから、その時の精神的、肉体的、環境的、社会的…あらゆる要素が混ざり合った「その状態」だからこそ、その選択肢を選んだとも言えます。

 

ということは、もし奇跡が起きて過去に戻れたとしても、自分も過去の状態(脳)に戻ってしまうのなら、きっと同じ選択肢を選んでしまうんです。

 

失恋に苦しむ人が、「あの時、あれを言わなければ今も彼と別れずに済んだかも」と思ったとしても、そう思えるのは今の自分だからこそ。過去のその人の状態ならばやっぱりそれを選んでしまう。

 

「他の道があり、他の道の方が良かった」可能性があるように感じられるからこそ「正しい道があったのに間違えた」と悔やんでしまいますが、きっとその時のあなたには、その道だったんです。それしかないから、正しいも間違いもないんです。

 

だから、過去の自分を悔やんだり責めたりしなくていい。

というよりも、そうする必要が無いんですよね。

 

あ~あ、やっちゃったな、と悔やみそうになったら、「あれはあの時の全力だったんだな」「あの時の自分にはあの道しかなかったんだな」程度で許しましょうね。

存在したとは言えない未来を引き合いに出して過去の自分を責めるなんて、楽しい事ではありませんからね。

 

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