歯の緊張は全身に影響する | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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唐突ですが、今、上下の歯は触れていますか?それとも離れていますか?
 
実は、歯というのは何も食べていない時、「上下の歯が一本も接触していない状態」が正常だと言われています。
 
つまり、口を閉じていたとしても、口の中は開いている状態が本来は普通なんです。
 
反対に、歯を接触させる必要がない場面でも歯をかみ合わせて力を入れてしまう状態は、「TCH(Tooth Contacting Habit)」と呼ばれます。
 
 
歯を噛みしめる、食いしばるということは、「口の中を緊張状態にさせる」ということです。
 
でも、人間の体はつながっているので、どこか一部分だけを緊張させ続けることは出来ません。
 
つまり、歯を噛みしめるTCHがある人は脳も含めた体中が緊張していることになります。
 
 
 
ところで、人は何かを頑張る時や身体にぐっと力を入れなければならない時に歯を食いしばります。
 
でも、こういう「一時的な食いしばり」はあまり問題ではありません。
 
問題なのは、日常的に、無意識に歯をかみ合わせてしまっている時です。
 
通常、歯を長時間かみ合わせていると脳から「歯を離しなさい」と指令が送られて、歯が離れるように出来ています。
 
TCHというのは、長時間作業などに集中するあまり脳の「歯を離しなさい」という指令が届かなくなってしまった状態なんです。
 
パソコン仕事や料理、読書、スマホを眺めている時間…など、細かい作業や目の前のことに集中している時間にTCHは起こります。
 
 
TCHでは、噛みしめの強さよりも時間の方が問題です。
 
先ほども書いた通り、TCHになると脳の指令が届かなくなってしまうので、意識的に歯を離す必要があります。
 
上下の歯が接触していると気づいたら、口の中で歯を離して、こめかみや顎に入っていた力をスーッと抜くように意識します。
 
身体はつながっているので、口の中の緊張をとることが全身のリラックスにつながりますよ。
 
TCHがあると、緊張状態に加えて肩こり、首こり、歯の(虫歯ではない)痛みや腫れなどの原因になっていることもあります。
 
気付いたら歯がくっついている!と思ったら、意識して離してあげるのがおすすめです。
 

 

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