話すだけで問題が解決するのなら、とっくの昔に悩みなんてなくなっている。
だから、話を聞いてもらって慰めとする程度では、本当はもう意味が無いんだと分かっている。
それでもひとりで過ごしていると、いろんなことが胸につかえて苦しくなって、誰でもいいから話を聞いてほしい、と思ってしまう。
話し終わってしばらくすると、またむなしくなるだけなのに…。
人生が気晴らしと苦しみの堂々巡りになってしまう時、人はだんだんそこから抜け出せないような気がしてくる。
悲観的な考え方が板について、自分に対してどんな期待も出来なくなっていく。
それならいっそすべてのことを諦めて、何も感じず生きていきたいのに、それでも辛さや痛みに慣れることは出来ない。
こんな自分は、どうやって生きていくべきなんだろう。
世の中に辛い人はごまんといるはずなのに、なぜ自分はこんなに行き詰っているのだろう。
何をすれば、自分は変わるのだろう。
自分に対して希望を持てない時、一人で人生を変えるのは難しい。
だって自分のやること、考えること、決めること、全て信じられないのだから。
カウンセリングを受けるということは、「同じ問題を眺める人がいる」ということ。
自分では自分を信じられなくても、自分のことを信じてくれる人がいるということ。
その意味って結構大きいと思うんです。
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