カウンセリングに来る方が、みんな同じ悩みを持っているわけではないように、カウンセリングにいらっしゃる目的も、意外とさまざまです。
悩んでいることに対しての、具体的なアドバイスが欲しい方もいれば、
今よりも生きやすくなりたい、人生を良くしたいと思っている方もいますし、
未来のことを考えている余裕はないけれど、とりあえず耐えられないから来てみた、という方もいます。
辛いけれど、案外「何かを変えたいわけじゃない」という方は、辛いまま生きていくための息継ぎの場所として、カウンセリングを求めることもあります。
あとは、普段人とコミュニケーションをとることが苦手で、カウンセリングにお話をしに来ている方も。
誰かと話したいけど、自分のことを話すと相手がつまらないんじゃないか、思った反応がもらえないんじゃないかと気にしてしまう方にとって、「お金を払って話していい時間を買う」事の安心感はとても大きいようです。
そのほかにも、
病院に行くほどか分からなくてカウンセリングに来てみる方、
「どうして自分はいつもこうなんだろう」を知りたくて来る方、
知り合いには話しにくい話を聞いてほしい方、
安全な秘密基地を探して行きついた方、など
カウンセリングルームを選んだ目的は、「心のことを話したい」という以外はとても多様です。
そして、それが他の場所では無くてカウンセリングルームだったことにも、きっと意味があるのだろうと思います。
カウンセリングルームは、困った人の前に突然現れる魔法のドアではないので、
その方がカウンセリングルーム(や似たような場所)を探し、見つけ、足を運ぶその過程の中に、すでにその人にとって重要な意味があったんじゃないかと考えたりします。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら