私らしさがない、というすばらしさ | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

「個性」とか「私らしさ」に目を向けすぎると、

何かを持っていないといけない気がしてきます。

 

「私らしさ」が何かあるはずで、

「私らしさ」をちゃんと生かすことが出来れば

うまくいくんじゃないか、と思ってしまいます。

 

仕事も、趣味も、人間関係も。

 

だから占いとか「○○診断」をしたくなる。

自分では分からない「私らしさ」を、教えてくれる気がするから。

「答え」をもらえると、道が拓かれたような気がして、少し安心できるから。

 

でも、もし「私らしさ」をいくら考えても、誰かに教えてもらっても、

結局なんにも変わらずにまた戻ってきてしまうなら、

 

モブでもいいじゃない、と私は思ったりします。

 

誰かのために犠牲になったり、誰かのトラブルに巻き込まれるのはよくない。

でも、個性なんて、別に無くてもいい。

私らしさなんてものがない方が、自由に気ままに生きられる。

 

個性がない、確固たる私らしさがない、ポリシーがない。

 

とても素晴らしいじゃないですか。

 

「私らしさ」に依存した生き方は、「自分の中に価値を見出さないと生きられない」のと似ています。

 

私らしさなんて、あってもいいけど無くても別にいい。

「ある」と「ない」の間にたいした差はありません。

 

唯一無二の、オンリーワンな主人公を目指すより、

自分の個性を見つけて存在価値を実感するより、

世のなかの1部として淡々と生きていく幸せの方が、ずっとシンプルで心地いい。

 

私らしさが見つけられずに根無し草感があるのなら、

それは「私らしさ」とは別のところに鍵があります。

 

「自分らしく生きている(ように見える)人」にものすごく憧れてしまうなら、

それはあなたの中に「価値が無いといけない」気持ちがあるからです。

 

私らしさにこだわらない人生って、本当はものすごく自由です。

 

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