感情を客観的に見てみる | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

朝、カウンセリングルームに行くためにビルの階段を上っていると、

 

お、今日は調子がいいかもな、とか

なんか今日は足が重い気がするな、とか

 

その日の自分の調子がちょっと分かったりします。

 

するとたいてい身体の調子と気分の調子が少しつながっていたりして、

「あ~だから今日は気分がすっきりしてなかったのか」と気が付きます。

 

自分の調子の良し悪しを客観的に把握できるというのは、とても大切ですよね。

 

 

「外在化」という言葉があります。

 

問題を、「自分の中のもの」と捉えずに「自分の外にあるもの」と捉えることです。

 

例えば、女性は男性よりもホルモンバランスの影響を受けやすいので、

生理前に「イライラする」と感じる方がとても多いです。

 

だけど、

この「イライラする」を自分の心の中から生まれるものと思ってしまうと、

「あの人の言葉に傷ついた」

「なんで私はこんなことも出来ないの」

と感情に飲み込まれてしまいます。

 

相手や自分に対してイライラしている、と思い込んでしまうのです。

 

でも、外在化をして、

「今は生理前だから、ホルモンが私をこうさせているんだな」

と思えるようになると、誰かや自分を責める気持ちが和らぎます。

 

こういう話をすると、

 

理屈がわかってもイライラは変わらない、と思われる方もいらっしゃると思います。

 

確かにイライラの原因がわかる、というのはイライラが消える、ということとイコールではありません。
 

ただ、「自分のせいじゃない」「自分の気持ちではない」と思うだけで

やるべきことがわかって対処がうまくなったり、イライラ自体が減る人も結構いらっしゃいます。

 

仕事で、自分のミスではないのに自分のミスだと勘違いされて怒られたら、イラっとしますよね。(笑)

 

それと同じで、生理前のイライラは自分のものじゃない(ホルモンバランスのせい)のに、

自分が悪い、他人が悪いと怒っていると、自分自身に勘違いをされている状態になるので余計にイライラが増すんです。

 

だから、「これは私の気持ちではない」「ホルモンバランスがこうさせてるんだな」と自分が理解することで、イライラが軽減したり、サプリや生活を変えることで対処しようと思えるようになります。

 

こういう考え方は即効性がなくても、続けているとじわじわと効いてくることもありますよ。

 

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