自分のことはさておいて、
パートナーになる人には高い条件を求める方がいます。
容姿、年収、年齢、性格。
周りから見ると、「自分のことがわかってないんじゃない?」なんて
思われるような条件を相手に求めてしまいます。
自己肯定感や自己評価が高いから、
相手にも堂々と高い条件を求められるのでしょうか。
いえいえ、逆です。
それって自分に自信がないのかもしれません。
もっというと、「それ以上条件を下げたら自分が対応できる自信がない」のかもしれない。
人を人と見なして愛せる自信がない。
自分が壊れずにいられる自信がない。
何が幸せなのか分からないから、条件を下げる自信がない。
だって、周囲を見渡せば
歳が離れていようが、年収が低かろうが、美男美女でなかろうが、
幸せな人達はたくさんいるわけです。
そういう現実を目の端に確実に捉えていながら、
自分に当てはめることができないのは、自分もそうなれる自信がないから。
そこにあるのは、ひとに対する不安と
自分の器に対する不信感だったりします。
相手に求める条件というのは、欲望のように感じることもありますが、
「保証」という一面も持っています。
根本的に人を信じられないから人を愛することへのハードルが高く、
そういう生き方をしてきた自分に自信も経験もないから、保証がたくさん欲しい。
その不安を欲求とすり替えて、「高望みする人」になってしまっていることがあります。
結婚したい、パートナーが欲しいという気持ちが強いのに、
相手に求める条件を譲歩することが難しく、
かといって「理想の相手がいなければ一人でもいい」というワケでもない…という人は
もしかしたら他人への不安と自分への不信感があるかもしれません。
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