カウンセリングに通い1年半位で、
自分自身の変化に気づきました。
通い始めた理由は、
母の死をきっかけに年々強くなっていった心身の不調でした。
10年経っても、16歳の頃に亡くした母の死を消化出来ずに、
後悔や罪悪感を抱えていました。
そういった気持ちや寂しさを抱えていたこともあってか、
社会人になってからは心の穴を埋めるように恋愛にのめり込んでいきました。
大切にしてくれない相手を選び、
母親の愛情を求める勢いで男性に寄りかかるため、
上手く行かない恋愛に傷ついて、
その度に孤独感や不安感が強くなっていきました。
それに伴い、パニックや予期不安の症状も出てきました。
元々ストレスに弱い面があり、
学生時代から不眠症や過敏性腸症候群に悩まされていて、
学生時代の実習、職場でのストレス等で
時には過呼吸を起こすこともありました。
加えて、長年夜勤や認知症利用者を相手にする仕事の毎日に疲弊し、
年々イライラ感や怒りが強くなって 自分に対する葛藤、
死にたいと思う気持ちが日常化するようになりました。
また、それは自分自身にとどまらず、
他者に対しても「しねばいいのに」という気持ちが現れ始め、
自分も他人も傷つける、抜け殻のような状態になる、等、
感情のコントロールが出来ずに心身ともにボロボロの状態になっていました。
全ての事が重なり、もう限界だ、と。
そんなときに助けを求めてネットで見つけたのが、まきび、でした。
自分の今までの出来事を話すにつれて涙が止まらなくなり、
そのとき、「そんな辛い気持ちを抱えながらよく一人で10年も頑張ってきたね」と
(そんなニュアンスの言葉)言ってくれた、
その言葉に、誰かに分かってもらえたと、何とも言い表せない気持ちになりました。
それから食事療法を含めカウンセリング治療を月二回受け続けました。
その過程で、逆に嫌な記憶や感情に向き合うことになり辛いと感じる時期もありました。
でも結果的に、気がついたらたくさんの変化を感じるようになりました。
・自分のせいで母が死んだと思う罪悪感が薄れ、
フラッシュバックが起こりにくくなった
・辛い記憶の映像と感情が頭の中でリンクしなくなった(思い出しにくくなった)
・アルバムや仏壇を目の前にしても泣かなくなった
・父親との関係がよくなった
・父親に対して恨みはないと思っていたが、
実は父親に対して「あのとき(母が亡くなったとき)一緒に悲しみを共有してほしかった」
という気持ちを持っていたことに気づいた
・母の死をきっかけに父へ感じていたわだかまりに関して、
別の角度からの考え方を出来るようになった
・母の死=母が不幸だった、という思いが強かったが、別の角度からの考え方を教えてもらった
・自分の家庭環境が少し変わっていた事に気づいた
・自分がイライラするときの条件や原因がわかり、自身の傾向を認識できるようになった
・いつも物足りなさや満足できない、という気持ちが強く、
浪費や物質等の刺激で満たしていたが、それだけが方法じゃないことを知った
・仕事を辞めることが出来た
・夜勤を辞め生活リズムが以前より整い、攻撃的な気持ちやイライラすることが減った
以上、実感していることです。
カウンセリングをずっと受けているうちにこれらの症状が改善され、
次第に「先生が変えてくれる」という受け身な気持ちになっている自分に気が付きました。
でも、変えるのは、あくまでも自分なのだと思います。
心理療法は勿論のこと、困ったときに、
違う視点からのアドバイスをくれたり、一緒に対処法や解決策を模索してくれたり、、
それがカウンセリングなのかな、と今は思っています。
実際、母の死を受け入れ、嫌だった仕事を辞められても、
新たな不安や課題は尽きません
自分の性格が思うように、ガラっと変わるわけでもありません。
これからも、こんな自分と一生付き合うのかと思うとしんどいな〜と思いますが(笑)、
困ったときには先生に助言を頂きながら、良い意味で諦めつつ、
うまく自分自身と付き合っていけたらな、と思います。
最後になりましたが、先生、ここまで本当にありがとうございました!
実はとても感謝しています。
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