上の子供の気持ちを思うより、自分が日常を抜け出したい! | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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双子がおしめが取れ、歩きだし、の3歳になるまで、
日常はどんな生活だったのか、
今となっては、よく思い出せない。


ただ、1・2か月に一度ぐらい、
夫が双子を見ていてくれた。

私は上の二人を連れて、街へ出かけた。
何をするでもない。ただ、街を歩く。

上の二人にとっては、楽しかったかどうか???
そんなことは考えもしなかったような気がする。


ほとんどはデパートの高級品売場をのぞく。

店員さんは、ちらっと見るだけで、
買う客かそうでないか判断できる。

「いらっしゃいませ」と言うだけで寄ってこないのがいい。
デパートは、私にとって博物館だった。

食器売り場、宝飾品、高級服、呉服・・・
好きなだけゆっくり、見て歩けた。


帰宅すると、「なんだ、何も買ってこなかったのか」と夫。
物を買うために出かけてるのではない、
特別欲しいモノなんかない。
それに、そんなお金どこにあるの?と思いつつ、
何も言わず夕食に取り掛かる。

「今日はありがとう」さえ言わなかった…ような・・・

自分が見て楽しんだことを話したら夫婦の会話も、
私の気持ちももっと広がったろうに…と今は思えるが・・・

そして、上の二人のために、
せめて、おもちゃ売り場へ行こうという気にも
なったかもしれない。


上の二人の気持ちを考える余裕なんかなかった。

ただ、デパートという博物館を、
非日常を、楽しむことに精いっぱいだった。


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