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我が家の末っ子の双子が小学校一年の時、
小遣いを出し合って1リットルのジュースを買ってきた。
買ったばかりの中古住宅には縁側があった。
その縁側で、コップを持ちだして、ジュースのつぎっこをしている。
しかし、その図はどう見てもジュースではない。
ステテコにランニングのおっさん二人の縁台での冷酒の宴会に見えた。
『そうよねー、おっさんになっても兄弟でお酒を楽しむ二人でいてね』
あの時、せつに、そう願った。
今思えば、あの時はまだ小学校一年生で
「おかあさ~ん!」と寄ってくるかわいい可愛い私の息子たちだった。
小学校高学年になると夕方台所に立ってる私に、
「今晩は何?」
「いろいろ」
「なんにも考えてないな」
そう、野菜を切ってから「何しよう…」と言うほど……な私。
おんなじ言葉のおんなじ会話をしょっちゅうかわしてた。
初めてのカウンセリング講座で何の話を聞いた時だったか忘れたが、
もっと子どもを抱き締めておけばよかった!とすっごく後悔した。
後悔先に立たず!で、その時双子はすでに中学三年生。
それが、いつしか、母親の私に対して「あんた」になった。
それなのに、父親には面と向かっては「お父さん」。
陰で父親のことを私と話すときは「うちのおっさん」なのに……。
いつか「この差はなんなの?」と聞いてみたい。
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