明るいお墓、王家の谷 | 三日坊主を恐れない

明るいお墓、王家の谷

王家の谷。

歴代ファラオの墓のある谷。

見つからないようにと、荒らされないようにと、

密やかに墓をつくった谷。


それを、色々な想いを持った、色々な性格の発掘家たちが、

豪快に爆破してみたり、

1センチ単位で気が遠くなるほど緻密に掘り進めてみたり、

それぞれの方法で掘り当ててきた。


呪いだ、祟り(たたり)だ、なんて話も多いけど、

そういう垂れ込めた雰囲気は、





まったく、なし!


王家の谷




ほらね、まったく






なし!


王家の谷2


この実に明るく、健康的で、雄大な岩山に囲まれた谷が

王家の谷であり、ファラオの墓が集まる場所。

今のところ、誰のかわかっていないものも含めて、

60あまりの墓が見つかっているという。


その中で、公開中のものは、約15個。

さらにその中で、1枚のチケットで見られるのは3個。

『古代エジプトうんちく図鑑』に付箋を貼りまくって予習した情報と、

公開しているか否かと、時間と体力とを総合して

どうにかこうにか私たちが選び出したのは、この3つ。




メルエンプタハ(kv8)

一番良かったと思う。

事前学習では、まったくのノーマークで、

たまたま、「暑いし、いいよ、とりあえずココ入ってみよう」という

適当な気持ちで入ったけど、なかなかどうして。

壁画の感じ、墓の長さ深さなど、良い雰囲気だった。



ラムセス9世(kv6)

本当は、ラムセス6世が見たかったんだけど、

閉鎖中とのことで、代わりに入った。

6世墓と同じく、壁画がキレイに残っているという話で、

確かにキレイに残っていた。

が、ガラスに覆われてるの。

うーん…後世に残すために、仕方ないんだろうけど、

一気に博物館な感じ。

キレイだけど、雰囲気台無し。



ラムセス1世(kv16)

玄室の壁画が素晴らしかった。

後ろからどんどん人が来たけど、しばらくかじりつきで見てた。

じゃあ、どんなんだったの?って言われると説明できないけど、

ビッチリギッシリ黒い線で、耳なし法一のごとく描き詰めてあったのが印象的。

ちょっと他の壁画と違った感じだった。



他にも、閉鎖中のため見られなかった一番デカイというセティ1世墓(kv17)、

体力に不安を感じて諦めた

地上30メートルの高さに入り口があるというトトメス3世墓(kv34)など、

見所はまだまだたくさん。

時間と体力があれば、もう1枚チケットを買って、もう3個見たいくらい。

神殿とはまた違った雰囲気で、魅力的な場所だった。