DFは点を取れるわけじゃない。
だからこそ、OFにボールをつなぐまで、自分のベストを出す。それだけ。
自分たちが1点を守れなかったとしても、その1点を取り返すのはチームでやることだ。
誰かのミスを責めるんじゃなくて、誰かのために次を守る。そういうスタンスで頑張りたい。
去年は「迷惑をかけないように」プレーすることが目標だった。
でも、今年は違う。
重みのある背番号を背負い、自分が流れを作る立場にならないといけないと思う。
責任の重さは感じているし、だからこそ今は「自分のため」だけでは動けない。
正直、今シーズンが始まるまでは「来年」のことしか考えていなかった。
4年生主体の今年の千葉大は強い。
たとえ1部に昇格しても、来年の苦しさが頭のどこかでちらつき、
昇格よりも“来年に向けた準備”に意識が向いていた。
勝つことより、繋ぐことの方が大事だと考えていた。
でも、今は違う。リーグ戦が始まる。
ならば「今」を戦いたい。
どんな感情も、迷いも、プレーで塗り替えたい。
勝ちを強く願えないなら、自分にできる最高の準備とプレーを積み重ねて、それが結果的に勝ちに繋がればいい。
ベストを出し切る。それだけ。
今を、戦う。
32期 3年 DF 堀池晶伍