「劇的に変わる」ことの難しさ  | 千葉大学男子ラクロス部

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「劇的に変われ」

 

僕が何度も言われた言葉だ。

「変わろう」という気持ちはあった。

わたるさんやゆうきは何度もチャンスをくれた。

それでもやっぱり最後まで「劇的に変われなかった」と思う。

 

僕は四年生の時が一番楽しかった。

四年になったらそれまでよりずっとラクロスのことを考えるようになった。

周りにどう映っていたかはわからないが、感じる責任も大きくなっていた。

雰囲気が悪い時何とかしなきゃって思っていた。

 

 

でも「劇的に変わる」ことはついにできなかった。

 

練習中色んなこと考えすぎて良いプレーをしても喜べないタイプだったから、素直に喜んでみたり。

厳しい声を出すのが苦手だったけど、ちゃんと言う時は言うようにしたり、逆にめっちゃ褒めようともした。

 

それでもわずかな変化でしかなかったんだと思う。

「自分なりにはやってる」と思っても周りからしたらわずかな変化でしかない。

 

「あいつがやってるなら俺もやろう」って思うくらい人に影響を与えるには、本当に「劇的に変わらなきゃ」だめ。

 

変わりたい気持ちはある。ちょっとずつ変わることはできる。でも「劇的に変えられなかった」のは「周りの目」を気にしていたんだと思う。

 

「自分がこれをやったらどう思われるだろうか」とか「キャラじゃない」とかどっかで考えていたんだと思う。

今思えばそんな考えは本当に無駄でしかない。

 

何回もチャンスをもらった。自分でも何度も思った。

一人の時には「明日こうしよう」とか「ここを変えよう」とかすごく考えるんだけど、いざグラウンドに行ったらいつも通りになってしまった。

 

引退して時間が出来て、余裕が出来たからこそ言えることだけど、後輩たちにはしっかりと自分のことを考える機会を持ってほしいと思う。

毎日練習準備とかトレーニングとかあって、あまり自分と向き合うことはできないかもしれない。でも「自分がどうなりたいのか」とか「自分はこのままでいいのか」「どうすべきなのか」とか考えてみてほしい。

人に宣言するのもいいと思う。

自分は人に頼るのも苦手だったし、自分にも甘かった。

そんな奴からの言葉だけどちょっとだけ考えほしい。

 

時間はどんどん過ぎていく。僕は四年生の1年間が一番早く感じた。自分が変わっても、変わらなくても、どんどん進んでしまう。

「変わる」には変わった最初が頑張り時。最初を乗り越えれば出来るようになると思う。

千葉大ラクロス部には素晴らしいコーチや先輩がいる。わからなかったら人に頼れば良い。

 

頑張ってください、応援してます。



19 MF 興松知輝