たいせつなもの | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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こんにちは。4年 まりかです。

4年ブログリレー番外編ということで、みんなと同じように感動的なこと書こうかと思いましたが、ひとりだけ出遅れたし、もうやっぱりどうせなら私にしかできない話をしようかと思います。

ほとんど私事で、しかも長いので、暇を持て余したときに読んでください。それで、へえこんなひともいるんだなぁくらいに捉えてください。お願いします。



私はいま、部活がすごく楽しいです。毎日が楽しいです。
このまま引退せずに、卒業まで同期みんなでいられたらいいのにと本気で思っています。

でも昔は何度か、部活を辞めたいと思ったことがあります。
部活に時間がとられて、他のやりたいことができず焦っていました。

私は大学受験を失敗しました。
医学部を目指して浪人して、でも前期試験に落ちて、なんだかんだあって私立医学部も落ちて、後期どうしようかってなったときにここなら受かるからって母に説得されて受けたなんの思い入れもない千葉大の工学部にはいりました。

それでも、大学生になれる、もう勉強しなくていいという安堵で嬉しかったのを覚えています。でも同時に、もう一度頑張って医学部行ったほうがよかったかなって頭をよぎることもありました。

だから私は、あのとき妥協をしたと認めたくないからもっとやりたい将来の夢を見つけて頑張ろうと決めました。

だけど新歓に魅了されて入ったラクロス部が忙しくて、特にトレーナーになってからは毎日がいっぱいいっぱいで、ラクロスが大学生活のすべてみたいになってました。

元々部活反対だった父には何度も叱られ、辞めなさいと圧力をかけ続けられました。優しい母にも、部活ばかりにならないでと何度も心配されました。

それでも部員が好きで特に同期が大好きで、いまさら部活がない大学生活は考えられなかったし、このチームにいたいという気持ちで続けてきました。

そして最高学年の4年生になりました。悩んで悩んで、このままじゃどっちも中途半端になると思って、進路が決まる8月までの休部を決めました。

新チーム発足ミーティングで、あの殺伐とした雰囲気のなか、同期みんなにいまのような話を打ち明けました。怖くて声が震えました。でも返ってきた言葉は、
「まりかの人生だから頑張ってほしい」とか、「部活のことは俺らに任せていいからやりたいことに専念してこい」でした。

わたしのせいでトレーナーがチームからなくなるというのに、理解してくれて、優しい言葉をかけてくれて、胸が熱くなりました。そして、こんな優しい同期のもとに絶対早くもどってこようと思いました。

そして決まった進路、小学校の卒業文集に書いた将来の夢です。社会で活躍し続けることを考えたときに、良い意味で性差を活かして、女性らしく働ける仕事だと思って決めました。



内部にいる人間は、時々、何が正しいのかわからなくなることがあります。

自分にとって部活が1番で大学生活4年間は部活に捧げるんだって、それはチームにとってすごくいいことだと思います。

でも、もし私みたいに、これだけはというものが他にあるひとがいれば、それも疎かにしないでがんばってほしいです。

視野を広く持って、たいせつなことを見失わずにがんばってほしいです。

やりたいことがあるなら、みんなに話してみるといいです。そしたら案外、みんな優しく受け入れてくれるものです。


短期留学を2回して、英語とCAとダブルスクール通って、休部をさせてもらって。
こんな形ではあっても部活を辞めないで続けてきて、いま、すごく良かったとおもってます。
そしてそれを許して応援してくれたみんなに、特に同期に、感謝しています。


私は非幹部内非幹部なだけあって威厳がなくてよく下級生と話すのですが、「僕辞めたいんです」ってぼそっと教えてもらうことが最近よくあります。
そしてその理由が、他にやりたいことができないからだったりします。
ラクロスが好きなら、チームを思う気持ちがあるなら、辞めないでほしいです。もったいないです。

自分にできるベストな形でチームに貢献し続ければいいのかなと。結果、みんなが同じ形じゃなくてもいいのかなと。

これを読んで、僕まだ頑張ってみようかなって、ささやかでも、誰かの心が軽くなればいいなと思っています。

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