適度な適温 | 浮世離れした、半世捨て人のブログ

浮世離れした、半世捨て人のブログ

“ 暑くて、やってられねぇ〜 ”


  トリル

  17:30


  海沿いのカルビンアン、

  小さなチャペルで、

  小さなチンパンジーたちが遊んでます (笑

イメージ 1
























  雨染みのあるコンパネの壁や、

  海の砂で練ったセメント壁の小さな家々が、

  隣の家と、その壁を共有するようにびっしりつながり、

  そんな家々が路地を作っているようにも見えます。


  スクワッター(不法居住)と、そうでない人たちが、

  そうなるのが当然のように混ざり合って、

  何人かの子どもはボクへ手のひらを見せ、

  「5ペソ、ちょうだい」と言い、

  ボクは一度だけ首を横へ振り、

  その目を見つめかえします。

  けっして、睨むわけではなく、

  ただ、見つめかえすだけです、

  今のところ、それが一番良さそうだから。



  

  通りを入って来て、エリアからの路地が交わる、

 この路地角にある、珍しく金網や細い鉄格子が、

  店先に張られてないサリサリストアで、

  ボク「ピルセン(ビール)、小瓶、冷えてる?」、

  店番の女の子(小学4年くらい)が、

  フィリピン人がよくやる、

  頭を一度だけ小さく後ろへそらし頷き、

  王冠を開けてない瓶を、ボクの前へと差し出し、

  これは「この冷え具合でいいか触って」ということ。


  ボクは心の中で「冷えてますように」と、

  人さし指と中指で軽く触れ、

  ちょっとガッカリしてから、

  店番の女の子に、ボクも彼らと同じ頷き方で返事をして、

  まぁ、仕方ないな、と。






   と、
イメージ 2





















     なにこれ?


   白い直方体、その三辺の比率は1対4対9、

   モノリスだぁ (わかる人はマニア系かも/笑



イメージ 3



















  





イメージ 4




















   「ぁ~、この奥に住んでいる漁師が使うんだな」、


  一人で納得し、

  一瞬、ビールの冷えがイマイチなのを忘れられ、

  でも、白い直方体を見てしまって、

  身体だけが冷やされ、ビールの温度はそのまま、

  相対的にビールの温度は上がって、




  余計に、よけいに、

  ぬるく、苦い液体へと変わっていくのでした (涙