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トリルのパブリックマーケット
じりじりと足元の影が短くなってくるのが、
見えそうなコンクリート舗装上。

皆、軒先きのわずかな日陰に沿うように歩き、
店から店へと、
その都度、値段を訊き、端数を切ろうとお客さん、
売り子も、応じたり、首を横にふったりと。
ボクはこれ、苦手でしてね(笑)
敷地内、二棟ある建屋、
ともに高い屋根は、錆びたトタン屋根、
太陽はそのトタン屋根を貫き、
建屋内を蒸し返します。
そんな中、

生のマグロ( Bariles )、1.7キロ 530ペソ
このお店で生のカジキ( Malasugi )は売り切れ、
他のお店で 1.4キロ 517ペソ
お客さんが次から次へと来て、
刺身ブロックを摘み(手洗ったのぉ~?)品定め、
でも、判る人はいないと思いますが(ボクも/笑)
まぁ、「いちおう生で食べられる」程度の鮮度でしょうね。
これをですね、
いつも晩ご飯を誘って(30回以上はお世話になっちゃって)くれている、
フィリピン人友人宅で、

ボク、なんか浮いてますね(笑)
それはともかく、たまには「お返し」をってことで、
お刺身なんぞを、カット、カット、カットぉ~(笑)
前々日に、シェフのブロ友さんに包丁研ぎのコツをお尋ねし、
ユーチューブでも学習し、なんとか、
ほんと、なんとかブロックから柵、
柵から切身と、3キロをやっと切り終えます。
作業中写真は、こっ恥ずかしいので不掲載(笑)
「遠慮はナシょ、どんどん食べてねぇ~」
・・のはず、
でしたが家族7名、お父さん以外は初刺身で、
かなり、かなり遠慮がち、
お父さんはアメーバ赤痢を3回経験、
医者から「鮮魚は食べないように」と。
アメーバ赤痢を3回って、
この御宅の衛生状況、大丈夫?(笑)
ボクの妻も日本へ来た当初、
刺身、そば、うどん、煮物、おひたし、海苔、等々、
これらの「味の意味が分かりませんデシタ」と。
そこで、お母さんがキニラオという、
ローカル酢の物のお汁を作ってくれ、
みなさんお汁に浸して食べ始めます(ぁ~、一安心/笑)
その後、ワサビ+そばつゆ、ワサビ+しょう油に、
恐る恐る付けて、本格的スタート、
まぁ、お初ですからねぇ。
とはいえ、6名様で3キロは食べきらず、
すぐ近所に住む、お父さんの両親宅5名様へ電話し、
みなさん、ニコニコしてやって来ます。
「なんで、最初から誘ってくれなかったダカ?」、
なぁ~んて訊かれると、メンドーくさいから、
即、5名様へ大皿を押し付け、
質問されるのを遮り、召し上がってもらいます(笑)
後発5名様、生魚だろうが、なんだろうがおかまいなし、
お母さんが作ってくれた、ニンニク効いてるフライドライスと、
交互にフォークで口へと。
みなさんウシガエルのような、
お下劣なゲップを連発、満足してもらえたようです(笑)
幸い、
お腹も、痛い痛いになりませんでしたし(笑)