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10日前の記事の、サナギがかえってました。
もう数時間早く気がつけば、
羽化を観ることが出来たのですが(ん~、残念)
サナギの中で神経系などの一部を除いて、
ドロドロに溶けて、DNA設計図通りに、
節足動物の昆虫の身体になるのは、
やはり、不思議であり、神秘的なことです。
細くゆるいカーブの触角、
まぶたのない、黒く大きな複眼、
クルクルと無駄なく巻かれ、花の蜜を吸うストロー状の口、
そして数十万年、あるいはそれ以上の時間に、
より合理的なパターンのみが残ることが出来、
その意味が表された翅(ハネ)
ゆっくりと、左右対称の翅を拡げ、閉じ、
試合前のストレッチでもするように、
これから始まる、
空の生活に備えています。