超野菜不足な軍団へ Taugi (モヤシ)
モンゴ豆を水に浸け発芽させたモノ。チャーミングな妻「本当はもう2、3日浸して、伸ばしマス」
確かに短めのモヤシ。
ここでもヒゲは切ります。
味はサミットスーパー(南関東ローカル)で売っているモノと同じ。
レジ袋に500g入って、20ペソ。
2/16 16:00
同日の病院での献血後、タクシーでセブ島タリサイ市、
いつもお世話になる、妻の伯母さんの家へ。
隣のスクワッター(不法居住)ゾーンの子供たちが7、8人遊んでます。

これは別の日の写真、雰囲気はこんな感じ、軍鶏(シャモ)のトレーニング。
1ヶ月ぶりの再会で、お決まりのハイタッチ(笑)
スクワッターゾーンは敗戦直後の日本のようで、
コンパネ、トタン波板、古材木で急いで建てたような小屋が並びます。
継ぎ足し、継ぎ足しで隣の家族とコンパネ壁を共有する家がほとんど。
レイチェル(仮名/女子11歳)、
このスクワッターゾーンで、一番貧しい家の子供、
日焼けして、エンピツのような身体で元気な子。
長女は離婚(彼らはこの言葉を使いません)し、
レイチェルがたまに、長女の赤ちゃんを抱いています。
家族7人で3畳ほど、電気はきてますが、水道は外の共有井戸。
リビングでディズニーアニメを観ることも、
クラスメイトとクッキーを焼くこともありません。
お父さん、お母さん、長女、兄1人、次女、そして長女の赤ちゃんと自分。
お父さんは電動ジプニー運転手、お母さんは近所へ家事手伝い、
長女と兄は無職、次女は公立高1年、
レイチェルは2回落第(フィリピンでは珍しくない)し4年生。
お父さんと兄は「シャブ」という吸引麻薬をやっていて、
ベンチやコンクリートへ直に座り、ボーっとしているのを見かけます。
いつも明るく声の大きなレイチェル、
歯を見せゲラゲラ笑っているレイチェル、
ボクは、その男性2人がレイチェルの家族だと知らされた時、
コンクリート壁に背中をあずけ腕組み、目を閉じ、呼吸を落ち着かせます。
フィリピン人は陽気でよく笑う、確かにそうです。
ただ、その言葉には少し違和感がありました。
考えてはいけない事、自分ではどうにもならない事が日々続き、
それから逃れ、忘れ、押しつぶされないための唯一の手段として、
どうか、ボクの考えが間違っていますように。
17:00
バルコニーからレイチェルの後ろ姿が見えます。
エンピツのようですが、脚取りはしっかりと左腕には赤ちゃんを抱き。
ボク「レイチェル!」と手を振り、
レイチェルは振り返り、最近覚えた「コニチワ~!」と歯を見せ微笑み、
お母さんが家事手伝いする家へと歩いて行きます。
ボクはそれを見続け、
レイチェルはその家のゲート前で再度振り返り、
「 Welcome back !/ おかえり!」