18:00
3km離れた、トロトロ(ローカル食堂)へ電動トライシクルで。
ドライバーと同じく前方向き、後方向きのベンチタイプの
足元は、

ちょうど、ドライバーの背中にスピーカーがあります。
ボクたちが乗込むと同時に音楽スタート(頼んでませんが)
ジャーニーの「♬ オープン アームズ」です。
記憶はひとつの事柄だけで記憶される、というより、
幾つかの事柄と関連して記憶されている気がします。
何かの香を感じると、同時にいろいろな記憶が蘇ってくるように。
学ランを着たボクが、毎朝15分の徒歩通学中、
すれ違う他校の女子高生に、ドキドキしていた頃を。
ハーフの顔立ちにショートカットで自転車をこぐ彼女。
じっと見つめるわけにはいきませんが、しっかり見てます。
ボクも十代でしたから(笑)
家の、小さなトランジスタラジオ選局はFEN (現 AFN)、
全く、解らない英語放送、
東京都アメリカ軍横田基地からの放送です。
当時よくかかっていたのが、
「♬ オープン アームズ」
トライシクルのスピーカーからの音エネルギーは、
すねを弾き、腹まで振動が伝わってきます。
可愛らしい女子高生と「♬ オープン アームズ」の記憶セットでしたが、
次に「♬ オープン アームズ」を聴いたら、
どんなことが記憶として蘇ってくるか楽しみです。
今年、3月11日にフィリピンへ来て9カ月が経ち、
少々うるさくても眠れるようになりました(笑)
夜中でもうるさい軍鶏、カラオケ、大きな話し(叫び)声、でも。
日本では住宅地で、そこの住人以外は通らず、
夜中はとても静かなエリアに住んでいましたから、
最初は耳栓無しには眠れません。
ですが、今は耳栓無し。
雑踏の中で耳を澄ますと、会話だけが聴こえてきますが、
それと逆の事が起きたのでしょうか?
眠るための自己防衛かもしれません。
それが「慣れる」ことであるならば、
ボクはフィリピンに、軍団に、慣れて(しまって)きたのかも。
「ようこそ、フィリピンへ」