曇り、気温推定29℃、珍しく北風がゆっくりと吹いています。
空気が動いているだけでも、体感はいいものです。
友人K君のフィリピン人の奥さんのRちゃん。
このRちゃんがボクに、
「スゴいモノを見つけたデス」と
見せてくれたのが、


確かに、スゴい(かも?)
旧日本軍の軍票のようです。
5、10ペソ合わせて15枚ほど。
今はどれくらいの価値があるのでしょうかね。
6月にダバオを訪問した際、
私設博物館(個人収集品展示) ボーン・コレクター・ミュージアム の
入り口のショーケース ↓

無造作に置いてありオドロキ。
チャーミングな妻が
「お金があるデス」と。
ボクは両手をガラスにおき、
顔を近づけます。
最初は米ドルかと思いましたが、
違います、
旧日本軍の軍票です。
ボクは軍票をじっと見つめて、
70数年前にどんな人たちが
この軍票に触れたのだろう、
などと、しばし想像してみます。
家に戻ると、別のハウスキーパーのマリアンさん(♀30代/ラフランス体型)
が切りたてのショートヘアーの話を、2人のペンキ屋さんとしてます。
ボクも前日、床屋でアーミーカット(35㌷)してもらいました。
ボク「髪切ったね、似合うよ~」と、あいさつ。
彼女「1,000ペソ、ダヨぉ」
彼女の髪は、彼女の大きなお尻までありました。
聞けば、彼女は自分の髪をパーラー(美容院)へ売ったそうです。
その代金が1,000㌷です。
ボクは早まりました、売れると知っていれば・・・
・・・やっぱり、無理ですね。
最近トップが淋しくなりかけてますので(涙)
残っている髪を大切に育てなくてはいけません。
髪の毛は最終的にはマニラで2,500㌷で
取引きされた後、カツラになるそうです。
マリアンさんは4人の子どもがいます。
この家にもよく来て、掃除、雑用をしていますが、
常にジャンクフードを食べてます。
この子たちに限らず、フィリピンの子どもは同じでしょう。
歯磨きは1日1回、少し擦る程度で終わり。
ですから、虫歯だらけです。
貧しいエリアで虫歯治療は抜くことを意味し、
所々歯の抜けた子は、とても多いです。
噛むことが満足に出来なければ、健康にも影響するでしょう。
そして、その2ペソ、 5ペソのジャンクフードが積み重なり、
家計の負担にもなっています。
ハウスキーパー日当は150~200㌷/日程度です。
ですから日本人がスナック菓子やチョコを食べる感覚とは違います。
彼らは貧しく、楽しみが少ないから、ついつい食べてしまう、
これも分かりますが、だからと言って続けていて良いことではありません。
習慣になってしまったことを変えるのは難しいですね。