気圏の春 | 木こころ絵こころ女こころ      さらさらゆくよ Ⅱ

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木工花の子で創作組み木絵と木の雑貨を製作販売。絵筆を糸鋸に置き換えて、日々の暮らしに潤いある思いをかたちに。
「生業としてやっていこ」覚悟だけが資本の小さな工房、"木工絵描き人"のブログです。

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ひたすら空に向かう。
新芽の形はどれも息づかいが
聞こえてきそうな勢いがある。


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敷石の隙間から威勢良く現れたのは
ドクダミと紅葉。

やがては大木と地を這う野草に
道がわかれてゆくのに、
種から直ぐは こんなに近しいたたずまい。

3日 、4日 、気に留めないうちに、植物のたくましさを目の当たりにする。

春のスイッチがはいってからは
ひと時もとどまることがない。

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赤紫のしそみたいに
長らく静かに待機していた、
アジュガもとうとう鮮やかな花で
足元を埋め尽くしはじめた。

私も何かにころころ動かされている様な
そんな四月は早もう半ば。

着る服もやっと一枚薄くなった。

新しく何かを作らずにはいられない。
お日様に照らされて
そんな衝動が人におとずれるのも
不思議はない。

「楽しい気圏の春 みんな歌ったり踊ったりするがいい」

ですね、宮沢賢治さま ^ ^