大震災からもうすぐ一年。
先週の宮城県滞在では
あの日の海沿いの出来事を毎日各地で皆さんお話してくれました。

三陸自動車道を降りてまず南三陸町の光景を見て、言葉を失いました。何より空気が重い。気仙沼の階上小学校までの道程、運転しながら周りの景色を実況。
辛い実況でした。

階上小学校の児童の半数は津波で家を失ったそうです。震災当日校長先生は児童を帰さず高台にある中学校へ全員避難させ無事でした。が、家族を失った児童も少なくはなく…。
小学校の体育館は遺体安置所となり、校長先生は次から次へと運ばれてくる泥だらけの遺体を無我夢中で収容しながら現実の恐ろしさ、哀しみに心を悼めました…と。校舎の一階は新学期が始まっても避難所となっていたそうです。
夏の悪臭と大量のハエ、暑さを乗り越え、子ども達がやっと心も元気を取り戻しつつある中、『辛い経験でしたが、当たり前にあるものの大切さを実感する機会にはなりました、、、子ども達、本当に頑張ってます!!』と校長先生がおっしゃってました。

階上小学校の体育館で

Diary of Soul Breezin'-2012022317260000.jpg

元気いっぱいの子ども達と出逢いライヴをした足で
フェリー乗り場へ車

南気仙沼駅あたりは南三陸町とはまた違う。
ボロボロの建物、へし曲がったままの看板
まだまだ目を覆いたくなるような光景が広がっていました。
フェリー乗り場の近くでは

Diary of Soul Breezin'-2012022908100000.jpg

こんな感じ。

大島もフェリーを降りると連なっていたお店も何もない。
まだ水道が開通していない地区もあります。
Diary of Soul Breezin'-2012022908110000.jpg


大島小学校では、一日中子ども達と楽しんできました。
Diary of Soul Breezin'-2012022417210000.jpg
児童館には沢山の方々がボランティアで来てくださってますが、小学校の授業に入るのは
ほとんどなかったようです。先生方も子ども達も最初は構え気味でしたが
ドラムソロが始まるとテンションアップ上がります。
紙芝居も好評を頂き、トークセッションでも盛り上がり、ミュージックセッションでは校長先生もギターで毎時間参加して下さり、青い山脈のコラボ♪
仮設住宅で子どもからお年寄りの方まで楽しめる歌♪青い山脈好きになりました!お父さん犬も歌ってるしね自転車
校長先生からもお話を伺いました。
校長先生のご自宅や船も被害に遭い、校長室にはその写真が飾られていました。
6000人だった島民が、今や3000人。生徒も減っています。
『学校での復興は子ども達の笑顔が増えることです。それが島の復興へも繋がります。
子ども達の弾ける笑顔を引き出してくれてありがとうございます。』
と校長先生におっしゃて頂けて、泣けてきました。
『悲しい別れもありましたが、子ども達は元気に頑張ってます!
その姿を皆さんに伝えてください。』と伝言頂きました。

泊まった民宿の女将さんからも色々とお話を伺いました。
とっても明るく気さくな女将さんで、いろんな話しをしてくれました。
帰りには
『辛いことがたくさんあったけど、日本中、世界中の皆さんから
支援も頂き本当にありがたくって、私達はちゃんと前を向いて歩いているってことを伝えてください、そして大島に遊びに来て下さいって皆さんに伝えてねニコニコ
と、私達を見送ってくれました!

Diary of Soul Breezin'-2012022908090000.jpg