
本文はここから
せいひつ
と読む。
これから踊る阿呆になるわけで
それはそれなりに忙しいタップダンスのようになることは予想されて。
来年末あたりは、少々落ち着くだろうと思っている最中。
仮に予定通り来年末、
忙しくなくなったとしたら。
静謐に、身を置きたい。
本当の静謐。
ほとぼりも冷めたであろう北陸新幹線のグランクラスにでも乗って
いつも通り実家に帰るのも良いかもしれないが。
少し遠くに除夜の鐘を聴きながら
独りで温泉旅館にでも泊まりたい。
都内でも良い。
本郷あたりは、意外と旅館があったりするから。
いやむしろ都内が良い。
温泉に行くなら連れ合いがほしい。
都内の旅館で、独りでゆっくりと。
囲炉裏でもあると尚良い。
水打ったような静寂に、
ぼんやりと。
静かに、静かにゆく年くる年でも流しながら
熱燗を呑みながら
鰆の西京焼きと、たくあん、湯豆腐、煙草。
大きな灰皿に、灰と吸い殻で枯山水でも表現したり。
というのは最近行った神楽坂のバーの灰皿があまりにも大きかったから思いついた遊び。
つらつらと筆で何か書いてみたりしたり。
うら若き女将さん見習いなんていたら最高である。
31日23時くらいに、年越しそばでも出してくれたりして。
明けますね。
そうですね。
なんつって。
食べ終わった蕎麦を下げに来た見習いさんに誰よりも初めて
明けましておめでとうございますと言う。
そんな本郷。