絵本紹介『からだっていいな』 | たちばなのたちばなし ♡ たちばなゆひ オフィシャルブログ

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大阪放送児童劇団で演技を学び、表現することの楽しさを知りました。モデル、レポーターとして活動後、京都松竹で時代劇を学び、映画やドラマ、舞台など女優として活動しています。
このブログでは、日々の出来事や美容や健康についてなど、色々なことを綴っていきます。

9月に大阪教育で、絵本紹介させていただきました。

幼い頃から大好きな絵本です💓





『からだっていいな』

山本直英・片山健   作 

童心社  


 たべたり、わらったり、うたったり、かけっこしたり、だきあったり、からだがあるからいろいろなことができる。からだっていいな。いたい、かゆい、きもちがいい、おなかがすいたり、ドキドキしたり、からだがあるからかんじることができる。からだっていいな。


  身体に焦点をあてて描かれた本書には、日常生活で身体あっての楽しい現象がいくつも登場し、「からだ」の大切さに気づくことができます。幼稚園を卒園するときにいただいた絵本だと記憶しているのですが、久しぶりに読み返すと、私はこの絵本が大好きだったことを思い出しました。当時の幼い私は、色鮮やかで躍動感ある絵と、リズミカルに書かれた詩的な文に惹きつけられ、「からだ」があるから楽しいことができる、「からだ」があるから美味しいものが食べられる、だから「からだ」を大切にしようと思っていました。

    大人になってから、心と身体の繋がりを深く感じたことがあります。仕事でパソコン作業をしたり、スマホで調べ物をしたり、ずっと座ったまま何時間も同じ姿勢でいることが増えてしまって、身体が凝り固まり、さらに疲労がたまると、心も固まってしまうということに気がつきました。ときどきマッサージで身体をほぐしてもらうと、身体が緩み、視界が開けて、前向きな気持ちになります。身体の状態で、心の状態が変わるということを実感し、「心と身体が繋がっている」ことを強く意識するようになりました。

   最近は週一回、シニアの方々と一緒にオンラインで朗読の練習をすることが楽しみの一つです。テーマは「心と身体を動かしイキイキ生きる」として、顔や身体のストレッチ、呼吸、滑舌・発声をして身体を動かしてから、詩・小説・古典文学など毎週ジャンルを変えて取り組むことで心を動かします。カラオケが老若男女問わず人気であるように、朗読を身近に感じてもらえる人が増えるといいなと思っています。子どもも大人も、自分の「からだ」の大切さを知り、身体が大好きだと思える一冊です。